2011年11月8日火曜日

「何が間違ってるのかわからない」のこと

「人間の非合理性」を科学する 」

「バットとボールはセットで1ドル10セントします。バットはボールより1ドル高い。ボールはいくらですか」


という問題を、有名大学の学生の5割以上が誤答する。こうした非合理性はどこから来るのだろうか。
筆者は最近『Wall Street Journal』紙に、ノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のダニエル・カーネマン教授が一般向けに書いた新著『Thinking, Fast and Slow』を紹介するコラムを書いた。
プロスペクト理論[人間の心理的傾向を考慮した意志決定論]で有名な同教授による、素晴らしい本だ。

まずは、単純な算数の問題を紹介しよう。

「バットとボールはセットで1ドル10セントします。バットはボールより1ドル高い。ボールはいくらですか」

大多数の人は、すばやく自信を持って、ボールは10セントだと答える。しかしこれは間違いだ。
正しい答えはボールが5セントで、バットが1ドル5セントというものだ。興味深いことに、高等教育を受けていても事態はあまり変わらない。
ハーバードやプリンストン、マサチューセッツ工科大学の学生たちも、50%以上が間違った答えを出してくるという。

 ボールは10セントでしょう。意味が分かりません。

 解説例)

 「AとBはセットで1ドル10セント。AはBより1ドル高い。Bはいくらか」
 バットはボールより1ドル高いから
 ボールが10セントだとバットは1ドル10セントになる
 足したら1ドル20セントになる

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